マカオ研修旅行記 滞在編(2日目) |
さて、昨日は移動がメインで現地の探索はほどほどに床へ就きましたが、今日と明日は終日滞在となります。
旅程2日目となった今日は午前中に市内観光、昼食の後、自由行動というスケジュールです。 滞在中の朝食は、到着時に配布されたクーポンを使ってバイキング料理を食べに行きました。 そして朝9:30に集合場所の「スターバックス・カフェ」の入口へ集まり、全員揃ったところで正門前へ移動して記念撮影。貸切のバスに乗り込んでホテルを後にしました。 ![]() ベネチアン・マカオの正門へ続く、長い通路 本日はマカオ半島へ繰り出すため、出発地点のタイパ島を北上し、半島行きの長い橋を渡ります。 マカオは元々3つのエリアから成っており、北から順に「マカオ半島」「タイパ島」「コロアネ島」と分かれていたのですが、現在はタイパとコロアネの間を埋め立てており、二つの島は一体化しています。 その埋め立てられた中間エリアを「コタイ地区」と呼び、今回宿泊したベネチアン・ホテルはこの地区に属しています。 また、マカオ半島に向かう橋は3本(西湾大橋、マカオ・タイパ橋、フレンドシップ橋)ありますが、真ん中にある一番地形的に便利なマカオ・タイパ橋は「路線バス」と「タクシー」だけに通行が限られているため、一番東のフレンドシップ橋で半島入りしました。 橋の終点には、ちょうどマカオ入国の際に着いた「フェリーターミナル」がありました。 またその横には監視塔のような謎の白い建物が・・・ 実はこの建物、マカオで毎年11月中旬に行われるF3カーレース「マカオ・グランプリ」が開催された時のスタート地点となる場所でした。 また道路をよく見てみると、車道に黄色い横線と数字が書かれており、これがレースの発車ポジションなるんだそうです。さすが、市街地を封鎖して行われるレースだけありますねぇ。 マカオ半島はマカオ行政と経済の中心地区であり、また同時に昔ながらのカジノ密集地でもあります。 そして忘れてはならないのが、マカオは世界有数の「世界遺産」の街だということです。 これは、ポルトガルの植民地時代まで歴史を遡り、貿易の拠点となっていたマカオには西洋と東洋が折衷している姿を今でも垣間見ることができるからです。 その中でもとりわけ有名な「セントポール天主堂跡」に今回は立ち寄りました。 残念ながら、この天主堂は火事で建物のほとんどが消失しており、入口の壁面と一部の階段を残すだけとなっています。 この天主堂は日本にもキリスト教を広めにきたフランシスコ・ザビエル率いる「イエズス会」によって建築されており、当時の日本国内で迫害された日本人キリシタンも関わっていました。 ![]() マカオで最も有名な世界遺産、聖ポール天主堂跡 天主堂から小道を下っていく途中には、沢山の商店が並んでいます。 マカオ名物のお菓子「エッグタルト」や甘みのあるビーフジャーキーのような「肉乾」を頬張りながら、街中を散策できるのがいいですね。 そして小道を最後まで下ると、ちょっとした広場に出てきたのですが、実はココも「セナド広場」という世界遺産です。 この広場の周りにはマカオの旧市庁舎や郵便局などがあるものの、どの建物もヨーロッパ・テイストで中国とは思えない雰囲気を醸し出しています。 マカオがヨーロッパと中国が上手くミックスした不思議な都市でもあったことは、今回の滞在で初めて知ることができました。 ![]() 西洋と東洋の文化が溶け込んだマカオの町並み さて時刻はちょうどお昼となり、バスで昼食会場の利澳酒店(リオ・ホテル)に向かいました。 マカオ(中国)でホテルは「酒店」と記載され、店名も当て字でも何でも必ず漢字で表記されます。 大抵は納得できる訳し方をしているものの、まれにとんでもない名前になっている店もあり、こいつは目が離せません。 肝心な昼食は朝と同じバイキング形式だったのですが、いかんせん朝の食べすぎが祟り、ここでは控えめな食事に。 それでも一番美味しかった回鍋肉(ホイコーロー)は炒飯と一緒に2皿も食べてしまいましたが・・・ 食事が終わったら、ここから自由行動。バスでホテルへ戻る人とこのままマカオ半島に居残る人に分かれました。 自分はこの一日で出来るだけカジノを見て回りたいと思ったため、現在場所のリオ・ホテルのカジノから探索を始めました。この一日で回ったカジノは以下の8軒。 1.リオ、2.リスボア、3.グランドリスボア、4.ウィンマカオ、5.MGMグランドマカオ、6.スターワールド、7.サンズマカオ、8.ファラオズパレス ![]() 昼食後、さっそくカジノを視察 本当はもっと見て回りたかったのですが、フェリーターミナル近くのサンズマカオまでの往復で時間と体力を消耗してしまい、夜のリスボアとグランドリスボアのネオンを拝んで、タクシーでホテルまで戻りました。 ![]() マカオ一ド派手なグランドリスボアのネオン タクシーはガイドブック等にも書かれていますが、全く英語が通じません。もちろん日本語も相手にされません。 確実に通じるのは広東語、可能性があっても北京語です。 さぁ、どうやって行き先を告げたかというと、そう筆談です(汗) 幸い中国は漢字圏の国なので、例の当て字になったホテル名を手帳に書き記し、それを見せて行き先を告げることができました。 ちなみにベネチアンは「威尼斯人」と書くのですが、はっきり言って全く意味が分かりません(爆) 20分ほどの乗車で無事ホテルに着くと、今日の歩き疲れが一気に押し寄せ、そのままベッドで寝てしまいました・・・ 明日3日目は昼前にマカオのカジノスクールへ訪問し、夜は現在マカオでVIPサービスで働いている卒業生を交えて食事会という日程です。 一通りカジノを見て回ったので、明日はゆっくりカジノでプレイできそうです。 二日目おわり。 次に進む 目次へ戻る |