L.V. & SEA. tour 2003


2月26日(Wed) 第4日目
 今日も7:00過ぎに起床。シャワーを浴びた後、昨日購入したカジノグッズをはじめ、一度、身の回りの物の整理をしておく。キソさんとは10:00に昨日と同じ場所で会う約束になっているので、それまでは部屋にてくつろぐ。朝食はホテルに併設されている「マクドナルド」。軽食にはちょうどいい。
 少し早く待ち合わせ場所(5セントマシンのコーナー)に着いたが、スロットは全く調子が悪いので、今日から
「ビデオポーカー」に鞍替えする事にしよう。こちらの方が長く遊べるが、ボタン操作がスロットより多いので肩がこるな、コリャ。

 今日はキソさんの車で、今年夏に研修予定の[23]ディーラースクールへ下見に連れて行ってもらいました。当日はどうやって行こうか考えていただけに、車を出していただけたのは本当に助かりました。ダウンタウンから車で10分ほど走った所にスクールがあり、扉を開けると、10人程度の生徒がディーリング練習を行っていました。
 スクールのオーナーは「ニック・カルロス氏」という人物で、地元のテレビにも出演することもあるという有名人。そのせいか、とても気さくなキャラクターで
「本当に先生なのかな?」と思ったりもしましたが(失礼!)、生徒にアドバイスを与える時の顔は真剣そのもの。この真剣さを受け止めるためには、英語をきちんと理解できなくてはならないことを痛切に感じ、帰国後の最重要課題となりました。


スクールはこんな雰囲気

 ちなみに、このスクールで扱っているゲームは「ブラックジャック」「ルーレット」「ミニ・バカラ」「ポーカー」「クラップス」「パイゴウポーカー」「パイゴウタイル」となっており、それぞれのコースによって授業料($200〜)が決められています。
 お昼はキソさんと一緒にスクールそばの韓国料理屋へ行き、「キムチチゲ」と「ビビンパ」を注文。今ツアー初のアジア料理でやっぱり口によく馴染む、
ウマイ!

 さて昼食後、キソさんは仕事があるので、一度分かれて宿泊先の[9]フィッツジェラルズへと戻り、ビデオポーカーで
一勝負する事に。目に付けた台は他の台よりも配当表示が高く[15]ペイアウト率が高い台だったので、迷わずこれにチャレンジしました。25セントの台で$50投入し、1時間半ほど戦いましたが、「フォーカード」が2回出ただけ[24]ロイヤルは引けず、残念・・・。

 18:00にキソさんと合流。[25]フリーモント通りの路上パフォーマンスで「スプレーアート」なるものが面白いとの勧めで、それを見学しました。確かにこれは見ていてスゴイ。何せ使っているのは普通のスプレーで、その
ノズルの押し加減で色の濃淡を出したり、新聞紙で吹きつけた塗料を擦ったりして、一枚の絵が完成するのです。この鮮やかな手さばきに、いつの間にか周りには50人以上の人垣ができていました。
 なかなか楽しいパフォーマンスを見せてもらった後、お互い腹が減ったということで、このまま夕食を食べに行く事にしました。メニューは[26]フリーモントカジノ
内にある”トニー・ローマ”という味には定評がある
ステーキ屋で、日本にも支店があるそうです。ここの名物は「プライム・リブ」といわれるリブ(骨)ステーキで、少し甘めに味付けされたオリジナルのソースが肉の旨みにマッチして、さらにジューシーな味わいを堪能する事ができました。


スプレーアートのパフォーマー

 この後は、キソさんの紹介で同じUNLV(ネバダ大学)に学籍を置いている東谷(ひがしたに)さんと初顔合わせ。東谷さんはホテルマン出身で、ホテル学からカジノマネージメントに興味を持ち、現在大学2年生として在学中です。
 三人が揃った所で、[27]ゴールデン・ナゲットホテルの[28]スターバックスカフェにて、
日本でのカジノ誘致の話を中心に情報交換をしました。このお二方は本気で「カジノの経営システム」を理解しようと一生懸命で、その姿を見て、今回のツアーの意義を確認する事ができました。また、それと同時に彼らよりももっと早くカジノの存在を知っていた自分が、いまだ趣味の域を出ていない事に少々恥ずかしさを感じたことも事実です。
 約2時間後、7月にまた再開する事を約束して、三人は分かれました。

 部屋に戻ったのが22:00頃。さぁ、いよいよ
ラストバトルが近づいてきました。その前に、まずは軽く一眠り。4:00頃に起きて、最後の2時間で勝負をかけるつもりだったのですが、貧乏性な性格はそんなに長く寝かせてくれません。結局2:00には目覚めてしまい、シャワーを浴び、この日のために用意してきたスーツに着替え、ラストバトルは幕を開けました。

 まずは、「ビデオポーカーから」と考えていたのですが、夜中のマシン売上計上の時間に引っかかってしまい、
クローズ状態。仕方なく「ブラックジャック」からスタートする事になりました。展開は相変わらず思わしくなく、圧倒的に負け回数が多い。ディーラーは皆親切で、決してゲームスピードも速くないのですが、どうしても勝てない。2番目に相手をしてもらった白人男性ディーラーの、非常に丁寧な手さばきと、上品で穏やかな雰囲気が印象的でした。
 実はそのディーラーの時、一瞬だけ急にこちらの
調子が良くなったのですが、ある回で「A(エース)」が6枚ほど一気に出てしまったため、こちらに不利だと判断し、その後はずっと$3の[29]フラットベットにしてしまい、増えたチップはたった$15と情けない限りでした。
 当然、勝てるときに賭けていないのですから、一度負けだすと止まりません。
その上、次のディーラーに交代した後、展開がダラダラとなっていき、$30ほど残して「ビデオポーカー」へ移る事にしました。
 「一度でもいいからロイヤルを引きたい」との願望の中、2時間程粘りましたが、やはりこの程度の時間数では厳しく、「4カード」が一回出たっきりで、結局プラスにはなりませんでした。

 そして、最後の最後に巨大配当で知られるスロットマシン[30]メガバックスに挑戦! 累積されたジャックポットの金額は現在「3480万ドル」(約42億円)世界記録の3495万ドルまで、あとわずかという所まで迫っています。
 とはいっても、さすがにこれは当るとは思っていなかったので$80だけで勘弁ね。さて、運命の結果は・・・

 「BAR・BAR・BAR」が2回揃い、15枚×2回=30枚の配当
 「チェリー1個」が1回揃い、6枚×1回=6枚の配当

以上


 めでたく、たった3回の当たりともいえぬ当たりで、わずか7分ほど$80(約1万円)を溶かすという快挙を成し遂げました!
 ということで、結局今回の滞在では一度も勝ち金を[31]キャッシャーへ持っていくことなく、この地を後にすることとなりましたとさ。

「ぐやじ〜っ」・・・ (注:この部分は心を込めてお読みください)


ラスベガス編 おしまい


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