ゼロから始めるポーカー講座 第9回 | |
いよいよ今回から、ゲームの結果を大きく左右する、ラウンド中の行動について解説していきます
![]() 行動とはポーカーで「アクション」(そのままですね・・・)と呼ばれ、原則としてカードを保持しているプレイヤーは、最低一回以上のアクションを行います ![]() アクションはボタンの左隣から順番に時計回り ![]() 手札が悪く、途中で賭けチップを放棄したプレイヤーはすでに負けなので、額面を揃えるのは、あくまでもゲームを継続しているプレイヤー間での話です。 最初のラウンド(プリ・フロップ)は、スモール・ブラインド(SB)とビッグ・ブラインド(BB)が強制的にチップを賭けた状態から始まるため、BBの左隣に座るUTG(アンダー・ザ・ガン)からアクションが開始されます。 さて、具体的にはどのようなアクションが用意されているのでしょうか? 《アクションの種類》 1.ベット(またはレイズ) ![]() 2.コール ![]() 3.フォールド ![]() 4.チェック ![]() 基本的には、この4種類のいずれか選んでアクションとします。 それぞれのアクションの詳細を説明していきましょう。 1.ベット[Bet] または、レイズ[Raise] ![]() 賭けチップを提示し、額面を引き上げる行為です。 賭けチップが場に出されていない状態から賭けを行うことを「ベット」といい、すでに提示された額面から上乗せする賭けを「レイズ」と呼び分けます。 ベット(レイズ)に必要な額面は、その回のゲームのビッグ・ブラインド以上とするのが通例です。 自身が強い手札のときに勝負する場合や、相手が勝負できる状況なのか否かを知りたいときに行います。 プリ・フロップではブラインド・ベットがすでに提示されているため、「ベット」のアクションは存在せず、全て「レイズ」扱いとなります。 2.コール[Call] ![]() すでに提示されている賭けチップと同額を出してゲームに残ることです。 そのテーブルで現在、最も高額を提示している人と同じ量のチップを出さなければなりません。 なお、フロップ以降のラウンドで、まだ誰も賭けを行っていない状況下では、コールはできません(額面を合わせる対象が居ないため)。 今後の展開次第で勝てそうなときや、勝負に残って相手へプレッシャーを与える際に行います。 3.フォールド[Fold] ![]() 手札を捨てて、その回の勝負から降りることです。 すでに支払ったチップは一切戻ってきませんが、以降のチップ支払い義務からは解放されます。 まだ誰も賭けを行っていないラウンドでは、フォールドするのは好ましくありません(次に紹介するチェックを用いるのが一般的です)。 勝ち目が薄いと判断したときや、他者に提示された賭けチップが高額で、勝負へ出られない場合に行います。 4.チェック[Check] ![]() まだ誰も賭けを行っていない状況下のみ選択できるアクションで、ベットを行わずに様子を見ることです。 様子見なので、カードを持ったままゲームを続けることが可能です。ただし、誰かがベットを行った後でのチェックはできません。 また、プリ・フロップではブラインドによるベット(賭け)がすでに行われているため、同様にチェックはできません。 手札があまり強くないときや、誰かが賭け始めてから、あらためて勝負に出るかどうかを検討したい場合に行います。 通常はこれら4つの中から、各人が思う最適なアクションを選んでいき、勝負を継続しているプレイヤーのチップ額面が揃うまで、アクションは続けられます。額面が揃えば、その時点でラウンドが終結し、次のラウンドへ進みます。 今回の内容は少々ややこしい部分があるので、次回でちょっと復習してみようと思います ![]() (第9回完 次回に続く) ![]() ![]() ![]() ポーカーは勝者が決まるか、最後の手札公開(ショウダウン)までの間は一切手札を他者に見せてはいけません ![]() そのため、ラウンドの途中でフォールドした場合は、カードを伏せたままディーラーへ差し出します。 このように、伏せたままカードを捨てる行為を「マック」と呼びます。 ショウダウンの際は、原則として相手に勝っている場合だけカードを見せれば良いので、すでに誰かが自分よりも強い札を開いている場合は、マックしても構いません。 ポーカーで手札を見せることは、それまでにどういうアクションを取ったかを他者にリサーチされ、今後対戦する時の参考とされてしまうので、必要以上にカードを見せるのは極力控えた方が良いでしょう ![]() 次回に進む 目次へ戻る |
![]() |