ゼロから始めるポーカー講座 第8回 | |
今回はゲームの参加に必要なブラインド・ベットについての解説です
ブラインド・ベットとは、直訳すれば「盲目の賭け」という意味で、最初に配られた2枚の手札の良し悪しに関係なく、強制的に賭けチップを出さなければならない役目のことです テキサス・ホールデムでは、ボタンのプレイヤーから見て左側に居るプレイヤー2名に、ブラインド・ベットを行ってもらいます。 ブラインド・ベットの例(クリックで拡大) 賭けるべきチップの額面はテーブルによって取り決められ、1回の最低賭け額をベースに算出されます。例えば最低額が200点なら、ボタンの隣がその半額となる「100点」を、もう一人が全額となる「200点」を出します。 半額を賭けるプレイヤーを「スモール・ブラインド(略してSB)」、全額を賭けるプレイヤーを「ビッグ・ブラインド(略してBB)」と呼びます。 スモール・ブラインド(SB)は通常、ビッグ・ブラインド(BB)の半額ですが、ハウスルールによっては半額でない場合もあります。 例:SBが200点、BBが500点 なお、ブラインド・ベットを行った2名以外は、チップの支払い無しで最初のカードが与えられることになります このブラインド・ベットは、最初のラウンドであるプリ・フロップのみで行われ、2回目以降のラウンドでは実施されません。つまり、ブラインドの2名が代表して今回のゲームの参加費を負担したもらったと考えれば良いでしょう 通常、テキサス・ホールデムでは、ゲーム進行の迅速化のためにブラインド・ベットのみを採用するケースが多いものの、場合によっては「アンティ(Ante)」と呼ばれる、参加者全員が一律で支払わなければならない参加費を別に求められることがあります これはゲーム開始時点でポット(場に溜まった賞金)が増えることから、プレイヤーを積極的にゲームへ参加させる効果が得られます さぁ、次回からいよいよ具体的な行動の種類について触れていきますよ。 (第8回完 次回に続く) 今日の用語 アンダー・ザ・ガン(Under The Gun、略してUTG) あるラウンド内において、一番最初に行動する立場にいるプレイヤーをこう呼びます。 特に最初のラウンド(プリ・フロップ)でビッグ・ブラインドの左隣にいるプレイヤーは、他の全員から銃口を向けられているような(圧力をかけられているような)状況下で最初の行動を起こさなければなりません 平たく言えば、最も不利なポジションを意味する言葉というわけです 次回に進む 目次へ戻る |