ゼロから始めるポーカー講座 第6回
 いよいよ、今回からはゲーム中に行われる「賭けのラウンド」についての解説が始まりますダッシュ(走り出すさま)

 賭けのラウンドは「ベッティング・ラウンド」(またはラウンド)と呼ばれ、テキサス・ホールデムでは計4回用意されています。

 ラウンド中では各プレイヤーがルールに従って、手持ちのチップドル袋を任意で賭けていきますが、その場で提示された最も高い金額のチップドル袋を出さなければ次のラウンドへ進出走る人することができないのです。

 チップを出し、ラウンドを通過したプレイヤーだけで次のカードを見ていき、最後のカードを配り終えた後で、初めて互いの手札を開示(ショウダウン)します。

 仮にどこかのラウンドでプレイヤーが一人きりになった場合は、その人が勝者となり、場(ポット)に出されていたチップを全て獲得ドル袋します。

 ラウンド中は、互いの手札を見せる必要がないため、賭けられたチップの量ドル袋や相手の性格ボケーっとした顔、コミュニティ・カードの並びハートスペードなどの情報で相手の手札を推測し、自身が持つ手札で勝利できるのか否かを判断していくことになります。

 なお、全4回のラウンドには以下のような名称が付けられています。

  ラウンド1:プリ・フロップ(Pre-flop)
  ラウンド2:フロップ(Flop)
  ラウンド3:ターン(Turn)
  ラウンド4:リバー(River)


 それぞれのラウンド詳細は以下の通りです。

王冠ラウンド1:プリ・フロップ(Pre-flop)

 ゲーム開始時に各人へ配られる2枚のホール・カードが行き渡った時点で、早速最初のラウンドが行われますパンチ
 コミュニティ・カードが一切開示されていないため、将来的にどのようなハンドが完成するかは見当がつきませんが考えてる顔、2枚の手札は他の参加者と唯一異なる部分となるので、より強い手札を持っていたほうが後々有利です指でOK
プリ・フロップのラウンド(クリックで拡大)


王冠ラウンド2:フロップ(Flop)

 プリ・フロップのラウンドを通過したプレイヤーに対して、最初のコミュニィ・カードとなる3枚のカードがテーブル中央に開示されます。この3枚のコミュニティ・カードのことを「フロップ」と呼ぶことから、このラウンドをフロップ(のラウンド)といいます。
 ちなみに、最初のラウンド名であるプリ・フロップは、「フロップ以前」という意味になります鉛筆
 この時点で実質5枚のカードを手にしたことになるので、大体のハンドの方向性が決まったといえるでしょう猫2
フロップのラウンド(クリックで拡大)


王冠ラウンド3:ターン(Turn)

 フロップのラウンドでも賭けに残ったプレイヤーは、続いて「ターン」と呼ばれるラウンドに入ります。ターンとはフロップの次に追加される、1枚のコミュニティ・カードのことです。
 これで手札は6枚となり、あと一枚のカードを残すだけとなりました。
ターンのラウンド(クリックで拡大)


王冠ラウンド4:リバー(River)

 ターンのラウンドを終えると、いよいよ最後のコミュニティ・カードとなる「リバー」が1枚開示され、全てのコミュニティ・カードが出揃いました。
 この時点で、すでに全員のハンドが確定したことになりますが、ここで最後のラウンドが行われ、それでも2名以上が残っていた場合にショウダウンを行い、ハンドの優劣を競いますパンチ 
 勝者は「ポット」と呼ばれる、それまでに場へ集められたチップ全てを獲得しますドル袋ドル袋ドル袋
リバーのラウンド(クリックで拡大

 この辺りは実際にプレイして初めて分かることですが、最初のプリ・フロップのラウンドが意外にも重要exclamation×2であり、ここで中途半端に参加すると、もれなく「地獄への片道切符爆弾」が手渡される結果になりかねません・・・冷や汗2

 なぜなら、ポーカーは「二着がビリ」という大原則があるからですexclamation
最初のラウンドで潔くゲームから撤退すれば、手持ちのチップを失うことはありませんボケーっとした顔

 しかし、後のラウンドへ進出するほど、ゲーム継続のためにチップドル袋をたくさん注ぎ込む羽目となり、結果一着でなければチップは全て没収です泣き顔 つまり、ポーカーでの二着は、一着に最も多くの賞金を貢いでいる一番の敗者を意味するのです爆弾

 ということで、今回はここまでカチンコ
次回はラウンド内での行動順番を決める、席次(ポジション)について解説いたします。

(第6回完 次回に続く)

鉛筆今日の用語鉛筆
 クリップレインボー(Rainbow)

 最初に開かれるコミュニティ・カード(フロップ)3枚のスーツが全てバラバラで、フラッシュの完成やフラッシュ・ドロー(あと一枚でフラッシュが完成する状態)が現時点では存在しないことを意味します。まさに虹のような色違いというわけです。

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