ゼロから始めるポーカー講座 第12回 | |
今回は、前回から始まったゲーム実践解説の続きです。
5名中4名が600点を出して残り、第2ラウンド(フロップ)へ進みました。 さて、出てきたカードは・・・ コミュニティ・カード(ボード):9,Q,5 フロップのラウンドは「Aさん」からアクション開始です なお、ここからはブラインド・ベットは行われず、誰かがベットするまでの間なら、チェックで様子を見ることが可能です。 Aさん手札:A,Q(現在 “Q” のワンペア) うまい具合に“Q”がボードに落ち、ボードを使ったワンペアの中では最も強くなりました 非常に有利な状態ですが、一つだけ難点を挙げるとすれば、ポジションが最初で良くありません ベットで勝負を挑むか、チェックで他者の動きを伺うかを決めなければなりません。 ここでAさんは「チェック」を選択しました。 お次の「Bさん」、残念ながら手札と同じ “3” はボードに現れず、ハンドは変わりません Bさん手札:3,3(現在“3”のワンペア) それどころか、“Q” , “9” , “5”のいずれか1枚でも持っている他者にすでに負けているので、攻めるのは控え、同じくチェックを宣言します。 さて、続いて「Dさん」は・・・ Dさん手札:K,9(現在“9”のワンペア) 決して強いハンドではありませんが、二人連続でチェックをしているため、もしかしたら自分が今の所、一番強いかも知れません まずは500点ほどベットして、他者に勝負できる人がいるのかどうか問うてみましょう。 最後の「Eさん」は、ボードが手札とマッチせず「ノーペア」ですが、よく見るとストレート・ドローになっていますね Eさん手札:J,10(現在ノーペア、ただし “8” か “K” がボードに追加されれば、ストレート完成) それも両面待ち(オープン・エンドという)なので、成立のチャンスもそこそこ見込めます。 Dさんがベットした500点にコールしました。 さて、チェックをした二人はまだカードを保有しているので、ゲームが続きます。 次のラウンドへ進むためには、最低でも500点を出してコールしなければなりません。 Aさんは、十分戦える「高い数のワンペア」があるので、コール 反対にBさんは、“3”が出現しない限り勝ち目が薄いと判断し、フォールドとなりました。 ,,の三名が残った状態で、いよいよ後半戦の3ラウンド目(ターン)に移ります。 フロップでは500点で3名が残りました(クリックで拡大) 《勝率一覧》 Aさん: 63%(A,Q) Bさん:Fold(3,3) Cさん:Fold(9,7) Dさん: 9%(K,9) Eさん: 28%(J,10) ボード:9,Q,5 ※ポット:3,900点 (第12回完 次回に続く) 今日の用語 スーテッド・コネクタ(Suited Connectors) スーテッドとは「スーツが揃った」状態で、コネクタは「連番」という意味を持ちます。 今回のゲームの「Eさん」のように同じスーツで連番になった手札を「スーテッド・コネクタ」と呼びます。 このままではノーペアですが、ストレートやフラッシュの可能性が高いので、上手く育てば大きく勝つチャンスがあります。 ちなみに、手札2枚がスーツ違いの時は「オフスーツ(Off-suit)」といいます。 次回に進む 目次へ戻る |