in LAS VEGAS

第3章 ラスベガスにて(2)
2001年2月20日 火曜日(現地時間)

 さて、早めに寝たのはいいのだが、いかんせん貧乏性の私、結局
朝の6時には目が覚めてしまいました。ここで、何を思ったか急に運動がしたくなり(機内で窮屈だったせいかな)、プールサイド(冬場閉鎖中)にあるジョギングコースで一走りしてしまいました。この日は風が強く、初めは寒かったのですが、体が温まれば気にはなりません。
 部屋に戻り、シャワーを浴び、
恐ろしいほど健康的な生活を始めてしまった私ですが、一日だけなので何の役にも立ちません。
 当然、”Oくん”は私より遅くまで打っていたので熟睡中。朝8時過ぎに起こし、
「朝メシ食うぞ」と半ば強制的に連行していきました。
 
 朝食は”バフェ”という食べ放題のレストランで取ることにしました。ここ、”マンダレイ・ベイ”には
”ベイサイド・バフェ”というバフェがあります。
 ここで、
”バフェ”について説明しておきましょう。
 ラスベガスにある大型ホテルのほとんどにこの”バフェ”というスタイルのレストランがあり、朝・昼・夕食と食事ごとに定められた料金を前払いで支払うことにより、
バイキング形式で食べ放題ができるというものです。
 今回は朝食なので一番料金は安いですが、メニューは当然少ないです。それでも食べ放題で味も悪くない。
ホテルの朝食$10食べ放題なんて所、ラスベガス位しかないんじゃないでしょうか?
 また、このホテルのテーマである
”南国の楽園”というコンセプトを一番感じたのがここです。ロッジのような内装と、大きな窓にとてもよい開放感を持ちました。
いただきま〜す

 食事が終わり、部屋に戻って一服。今日は
ストリップ観光&買い物デーということになりました。とりあえず、トラムで”エクスカリバー”へ、それから15分ほど歩いて、”モンテカルロ”から”ベラージオ”までのトラム乗り場へと移動。間にちょくちょく写真を撮ったりして、今最も新しいホテル”アラジン”へ向かいました。
 まず私はチップコレクターであるため、キャッシャーに行き、”Oくん”はさっそく打っていました。チップのチェンジは普通、すぐに終わることなのに、前に並んでいた客が、クレジットカードでお金を引き出すやらなんやらの手続きに時間がかかり、15分以上待たされちゃいました。
 無事にチップを入手し、彼の所へ行ってみると・・・ミニバカラやっていました。ここで、私がホテルの部屋に
忘れ物をしてしまった事に気づき、一人で一度戻ることにしました。彼にとっては好都合でしょう。「30分ほど待ってて」と言い残し、私は一路”マンダレイ・ベイ”に向かいました。

 当初、3・40分で戻ってこられると思っていたのが
大誤算。建物の規模が大きいためか、錯覚を起こし、結局往復には1時間かかってしまいました。
 「悪いな〜」と思いつつ、ミニバカラの台をのぞいてみると、やっぱりいない。とりあえず、「ホテルは出ない」と約束していたので、根気よく探していると・・・スロットマシンのコインカップを持って
ウロウロしている輩を発見。結果を聞いてみると、なんととんでもない事になっていた。
 なんでも、あのバカラテーブル
$200$1000になり、さらにスロットマシンでもバカヅキで、速攻で$200ウワったらしいのだ。これで一日目の負けを全て取り返し、さらに小遣いまでもらってしまった。こりゃスゴイぞ〜

 この後、私の希望でカジノ用品を扱う専門店、”ギャンブラーズ・ジェネラル・ストア”に行きました。ここはラスベガスに来ると
必ず寄る所で、カードに始まり、チップ、レイアウト、テーブル、スロットマシンとカジノに関する全ての物が置かれている、私にとっては天国のような場所です。
 さっき取りに行った忘れ物は、ここで去年お世話になって、しまいには名刺までいただいた店員のおばちゃんへのお礼の品物だったのです。
おみやげに選んだのは、”和紙で作られた雛人形”でとっても喜んでいました。
 さぁ、いよいよ買い物です。ここに来ると必ず$300以上は使ってしまい、帰りの荷物が一気に重くなります。今回買ったのは、”カード”、”チップ&ケース”、”ダイス”など、約$300分でした。
 ”Oくん”はここで、お土産になるものや、バカラのレイアウト(約$60)を買っていました。レイアウトはセール品にもかかわらず、生地の材質がよく、なかなかいい物を見つけたようです。それにしても、彼は本当に心底
”バカラ”が大好きなんですね。
巨大スロットが目印
usedカードは99¢

 ここで、お互い手荷物が多くなったので、タクシーにて部屋まで戻りました。部屋に戻ると同時に、私は早起きと歩き疲れのせいで、すぐさま
寝てしまいました。今晩はダウンタウン”フリーモント・エクスペリエンス”(ドーム屋根をスクリーンにして映像を流すアレ)を見に行く予定なので、夜7時には起きるつもりで寝ました・・・。
 
 ところが、起きたのは8時過ぎ。「しまった」と思いつつも、「12時まで1時間ごとに行われるからまだいいや」と余裕をかましていました。
 結局、部屋を出たのは10時過ぎで、市営バスに乗り、ダウンタウンに着いたのは11時の5分前。着いてすぐにショーが始まりました。まず、周りのカジノのネオンが消え、つづいて放送が入り、次の瞬間ドームが真っ青になりました。
 ショーのプログラムは一時間ごとに替わり、今回は
水中に魚や人魚、潜水艦などが次々と出てくるものでした。
フリーモント・エクスペリエンス
電球の修理も大変

 約10分間のショーが終わり、お互いちょうど腹が減ったので、”Oくん”の希望で、”フィッツジェラルズ”というカジノ内にある”マクドナルド”にて食事をとりました。ちょうど自分もハンバーガーが食べたかったせいか、妙においしく感じました。
「おおっ、日本と同じ味だ」と彼も喜んでおりました。
 さて、これからが
カジノタイム。今回はダウンタウンのスロット巡りとなりました。成績はといいますと、これが両極端。全く出ない自分と、すぐ当たりを引くアイツ。”ゴールデンナゲット”では開始5分であっさり$120出し、私がラッキートークン(当たった人からもらうコイン)をもらっちゃいました。ナンダカムナシイゾ。

 最後に”セブンイレブン”でつまみを買って、タクシーで帰ってきました。
 
「今日はカジノほとんどやらなかったなぁ」

第4章につづく



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