in LAS VEGAS

第1章 ラスベガスへ
2001年2月19日 月曜日(日本時間,現地時間)

 さあ、いよいよ始まりました、新世紀ラスベガスツアー。今回で3回目なのだから慣れているはずなのに、やっぱり前日はワクワクしてなかなか寝付けないもの。若干寝不足気味で家を出発しました。
 今回、一緒に行くパートナーの”Oくん”は無類の博打好き。「帰りの機内はファーストクラスで」などと息巻いております。千歳空港内の所定のカウンターで待ち合わせ、ここでこれから乗る6回分の航空券をもらい(千歳〜成田〜SF〜LV〜SF〜成田〜千歳)、搭乗口のそばで一休み。パートナーは早速売店で
ビールを購入。すでに旅行モードに入っています

 千歳から成田までは約1時間20分。羽田よりも近く、さらに羽田〜成田の移動がないので、ここはラクチン。成田に着き、”SF”(サンフランシスコ)行きの搭乗まで時間があったので、空港内フードコートにて、軽く食事をとりました。その時はやはり、日本食に思いがあったようで、そばを食べました。ちなみにラスベガスではホテル同士が競合しているため、日本食を含め各国の料理を食することができ、味も良いということは有名な話です。でも、いざ日本を離れるとなると、母国の味に惹かれるんですねぇ。
 成田空港にて

 食事が終わると、現在いる成田空港第2ターミナルから第1ターミナルへとバスで移動。今回乗るユナイテッド航空のカウンターで搭乗手続きをし、このあたりから自分も
旅行気分が沸いてきました。続けて出国手続きを済ませ、いざ搭乗。しかし、パートナーの姿がない。「どうしたことか」と思っていると、彼があたりをキョロキョロと見渡しているのを発見。どうやら、喫煙所を探していたみたいです。そう、飛行機の中では全席禁煙。トイレで吸えば罰金$2000という環境で約9時間(帰りは11時間)過ごさねばならないのです。タバコを吸わない私にはそのことが全く気づきませんでした。覚悟の一服を終え、いざ搭乗。機内は日本人が多く、国内線とそんなに変わらない感じでした。

 今回、”SF”までの飛行時間は9時間半。ここで機内でのプログラムを取り上げてみましょう。
 まず、離陸してからドリンクのサービス。1時間ほどして夕食のサーブ。それからは、映画を2本ほど上映するのでそれを見たり、ヘッドホンで音楽プログラムを聴いたり、読書をしたり、寝たりとさまざまです。また、着陸の1時間前ほどに軽食のサーブがあります。当然、飛行中はフリードリンク、アルコールもOKです。

 さて、9時間半後、飛行機は無事に”SF”に到着しました。こちらの現地時間が午前10時45分で、日本との時差は−17時間。日本時間は夜中の3時45分。なぜか、辺りは明るい。(当然です)
 ここで、まず始めに行われるのが、
”入国審査”です。これは外国に入国する際に、犯罪者でないことや緊急時の連絡先などを書面に書いて、パスポートとともにチェックしてもらいます。続けて、”税関”です。高級品(宝石の指輪やブランドの時計など)や酒、タバコなどは国によって、持ち込み量に制限があるので、それを越えるものに関しては、別途税金を納めなくてはいけません。私たちには全く縁のないことなので、あっさりと通過(ほとんどの人も同じだけど)、あとは空港内でゆっくりとして、次の”LV”(ラスベガス)行きの時間を待つだけになります。私は飛行機でほとんど眠れなかったので(シートが狭いし、映画のスクリーンの光が気になる)、ここでちょっとだけ(本当にちょっと)仮眠をとりました。目を覚まし、搭乗ゲートの時刻表示を見ると、まだ表示されていない。カウンターに「ここで大丈夫か」と聞くと、「大丈夫です。ただ、出発が30分遅れになってしまいました」とのこと、というわけで、自分の携帯で”Oくん”と「スマッシュキャノンゲーム」というロシアンルーレットみたいなゲームで、$1づつ賭けて時間を潰していました。ところでこのゲーム、なぜか調子が良く、$15も勝ってしまいました。(ムフフ、これはベガスが楽しみだぞ)
寝かせてくれ〜

 前半最後の飛行機は200人ほどが定員のちょっと小型のものです。このくらいの飛行機が空港内にウヨウヨしており、アメリカの飛行機は日本の新幹線などと同じく扱われているのを実感しました。
 ”SF”から”LV”まで約1時間半。ちょうど始めに乗った、千歳〜成田の時間とほぼ同じです。すでに9時間以上も乗っていたため、この移動時間は短く感じられましたが、自分はとにかく眠い。時間がどうのといってる暇はありませんでした。そうこうしているうちに、ラスベガスに到着。着陸間際の景色は、席が内側でなおかつ反対側の窓だったため、
全く見ることができませんでした。
ベガス到着

 飛行機を出て、空港に入ると、早速スロットマシンが・・・というのも束の間、現地係員(日本人)が私たちの案内を始めました。ここで一つ、感想を言わせてもらうとすると、係員の態度(というより言動)があまり見ていて気持ちの良いものではなかった。言葉が強すぎて、イヤミに感じてしまった。私の友人にこのような仕事をしていた人がいて、早朝から夜遅くまでキツイ仕事であることは聞いていたが、それでも「もう少し何とかならないものか」と思ってしまいました。

 空港で30分ほどオプショナルツアーの申し込みやなんやらの話をし、ようやく送迎バスへ。ラッキーにも今回泊まるホテル「マンダレイ・ベイ」は空港から最も近いところにあるので、バスに乗っていた他の客の誰よりも早くチェックインできました。

 ホテルの部屋は8階と決していい場所ではなかったけれども、窓がストリップ(ラスベガス大通り)に面しているので、多少の夜景が見られるのが良い。部屋はとても広く、バス、トイレに仕切があり(一般的にバスとトイレの間には仕切がない)、洗面台も2つあり、
とても豪華だ。とはいえここはラスベガス、冷蔵庫やポットは置いていない。「部屋を出て、カジノレベル(1階)に来てほしい」というカジノ定番の戦略がここにある。カジノレベルにはレストランからバー、スーベニアショップ(土産屋)等何でも揃っているのだ。
ベッドがでかい

 さて、ここで”Oくん”は機内で充分睡眠をとっていたので、
打つ気マンマン。逆に私は今にも”落ちそう”な状態で、彼がBJに挑戦するのを見て、3時間ほど部屋で仮眠をとらせていただきました。

 家からラスベガスの部屋まで所要時間 : 約23時間

第2章につづく



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