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カードの使用デッキ数 | |
カジノによって1,2,4,6,8デッキとあります。 世界中のカジノで最も一般的なのが6デッキゲームで、ラスベガスなどでは2デッキの(ダウンタウンは1デッキもある)テーブルもあります。 4デッキ以上はカード入れの箱(シューという)を使った「シュー・ゲーム」、2デッキ以下のゲームではディーラーがカードを手に持って、直接カードを配る「ハンドヘルド・ゲーム」とに分かれています。 ![]() <特徴> シュー・ゲーム(4デッキ以上) ・プレイヤーのカードは全て表向きに配られる。 ・シャッフルによるゲーム中断が少ない。 ・スプリット、ダブル等の条件が比較的ゆるい。 ハンドヘルド・ゲーム(2デッキ以下) ・プレイヤーのカードは全て伏せて配られる。(スプリット、ダブル等除く) ・カードが少ないため、シャッフルが多く、ゲームの中断が多い。 ・スプリット、ダブル等の条件が厳しく、使用が限られることが多い。 ![]() どちらが有利かは一概には言えませんが、「シュー・ゲーム」はスプリット等の戦術を駆使していき、「ハンドヘルド・ゲーム」はエースや10点札が多そうな時に一気に賭けるのが、効率がよいと思われます。 |
ディーラーズハンドの決まり | |
ディーラーサイドのルールとして「ソフト17」ルールと「ノーホールカード」スタイルがあります。 「ソフト17」の「ソフト」とは”A”を11と数えたハンドで、次のカードではどんな数を引いても21を越えることはありません。 そこで、ディーラーが本来スタンドする”17点”でも、ソフトハンドの場合に限り、ヒットしても良いというルールがこれにあたります。 このルールは確率的にはディーラーが有利になります。 ![]() また、「ノーホールカード」というのは、最初に配るディーラーの2枚目(伏せ札=ホールカード)のカードを無くし、プレイヤーのアクションが全て終わってから、2枚目以降を引いていくというものです。 ですから、ディーラーの札が”A”か”10”の時は、プレイヤーが21点になっても、その後にディーラーが「ブラックジャック」を完成させて負ける・・・といったケースもあり得ます。 このルールも間接的にスプリットやダブルの制限がされてしまい、ディーラーが有利になります。 さらに、ディーラーに「ホールカード」があるにも関わらず、ホールカードの確認をしない場合があります。 この場合も「ブラックジャック」が判明するのはゲームの最後なので、注意しなくてはいけません。 ![]() <地域による基本スタイル> ホールカード制 ラスベガス(アメリカ)、ハリファクス(カナダ) ホールカード制(ただし伏せ札の確認は最後) 仁川、釜山(ともに韓国)、 アトランティックシティ(アメリカ) ノーホールカード制 シドニー(オーストラリア)、オークランド(ニュージーランド)、テニアン(サイパン)、サンファン(プエルト・リコ)、バンクーバー(カナダ)、アムステルダム(オランダ)、その他ヨーロッパ全般 |
ダブルダウンの条件 | |
ダブルダウンは賭け金を一気に2倍にして勝負するのですから、ブラックジャックで勝つために非常に重要な作戦です。 まず、点数の条件を問わない”ANY DOUBLE”(エニィダブル)は初めの2枚からならいつでもダブルを宣言できるもので、バストのないソフトハンドでのダブルも可能です。大体のカジノはこのルールを適用しています。 つぎに多いのが、2枚の合計が”9・10・11”の時のみ宣言できるというものです。場合によっては”10・11”だけだったり、確かマカオでは”11”だけしか、ダブルができなかったように思います。 通常、ダブルは制限が少ない方が有利であるとされています。 ![]() |
スプリットの制限 | |
スプリットに関する制限は一般的に次の2つがあります。 「スプリットの回数」に関するものと、「”A”のスプリット」に対するものです。 スプリット自体は、ほぼ間違いなく認められていますが、リ・スプリット(再スプリット)ができないカジノはまれにあります。ゲームセンターのメダルゲームやビデオゲームでのスプリットは画面や処理等の問題でリ・スプリットできなかったりします。 リ・スプリットの回数制限はだいたい2〜3回位です。(合計4〜5枠) たまに、回数無制限の所もありますが、カードは足りなくならないのでしょうか・・・ また、”A”をスプリットするときは一ヶ所につきカード1枚しか配られず、”A”がきてもリ・スプリットできないというルールがあります。 当然、スプリット後に”10”がきても「ブラックジャック」ではありませんので、あしからず。 ![]() あと、ごくまれに”10”点札なら、いかなる組み合わせでもスプリットできるケースもあります。このルールを採用している所はかなり珍しいといえるでしょう。 |
インシュアランスについて | |
インシュアランスで掛ける保険料は、その回賭けた賭金の半額までが上限ですが、ルールによっては「半額ちょうどでしか賭けられない」という所もあります。 また、$1未満の端数処理もカジノによって若干違います。 $5のインシュアランス(サレンダーやBJのときも)などで発生した50¢(セント)をきっちり現金で払う所と、$1のチップを次回勝負で勝った方がもらえるというスタイルとがあります。 確率的にはインシュアランス自体が若干不利な賭けであることを知っておくべきでしょう。(出現率約4/13の配当が3倍なので12/13しか配当されていない) ![]() |
サレンダーの種類 | |
ブラックジャックには「その回どうやっても勝てない」というケースが結構あります。その時に役に立つ作戦がこの「サレンダー」(降参)です。 サレンダーを上手く使うことによって、負けを減らす効果が得られます。とはいっても使い方次第ですが・・・ ![]() <2種類のサレンダー> アーリーサレンダー ・ディーラーがブラックジャックを確認する前に宣言できる。 レイトサレンダー ・ディーラーがブラックジャックを確認した後に宣言できる。 「レイトサレンダー」はディーラーがブラックジャックだった場合は宣言できないので、「アーリーサレンダー」の方が有利であることはいうまでもありません。 ただし、ディーラーのアップカード(表札)が”A”の時はいずれのサレンダーも認められない場合があります。 また、ノーホールカード制でのサレンダーは「アーリーサレンダー」となります。 |
おまけ | |
私が初めてカジノバーに行ったとき、こんなルールがありました。 それは・・・「11以下強制ヒット」というものです。 仕事の関係で世界のカジノをいろいろ見て回りましたが、この「強制ヒット」を採用しているのは日本?だけではないでしょうか? とあるカジノ誌では「12以下強制ヒットの店」って、ヲイヲイ12点で強制ヒット(強制バスト)させるなよ〜。そんなふざけたルールを日本人は考えちゃうんですね〜。そこまでしないと勝てないんなら初めからテーブル置くなよ・・・ |
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