7スタッドポーカーとは、カードの交換がなく、そのかわりカードが7枚まで配られ、そのうちの5枚を使ってポーカーハンドを競うものです。
 しかし、初めは3枚しかカードは配られません。ここで、プレイヤー同志がベット(賭け)を行い、その賭けに応じた者だけがゲームに残ることができます。最終的に最も強いハンドを持つか、途中でも一人だけになってしまった場合に勝者となります。
 人間同志の勝負の読みや駆け引き、スリルを最も感じることのできるゲームでしょう。


 まず、ゲームに参加するプレイヤーはアンティとよばれる参加料を支払います。ディーラーは各人に2枚ずつ伏せてカードを配り、3枚目を表向きに配っていきます。ここからゲームが始まります。
 表向きのカードが最も高い人(低い所もあります)から、賭けを行います。その後、時計回りにその賭け金に対して同額で受けるか(コール)、降りるか(ダウン)、それとも賭け金をせり上げるか(レイズ)を選択していきます。残ったプレイヤーの賭け金が同額で揃ったら、ディーラーは4枚目のカードを表向きに配ります。カードが配られたら、また同様に賭けを行います。5枚目、6枚目も同様です。
 6枚目での賭けが終わったら、最後の7枚目のカードを配りますが、このカードは伏せて配ります。配り終えたら、最後の賭けが始まります。
 そこでも2人以上のプレイヤーが残っていた場合はショウダウンといい、伏せ札を公開して、ハンドの優劣を競います。最も強いハンドを持っていたプレイヤーが勝者となり、場にためられていたチップの山(ポット)を全て手に入れることができます。もしも、ショウダウンの前に一人だけが残った場合でも勝者となります。


ここではポーカーに出てくる用語を解説します。
アンティ (Ante) ゲームに参加するために支払う参加料
ベット (Bet) 賭け金を提示して、賭けを受けるプレイヤーを募ること
コール (Call) 提示された賭け金と同額を出して、ゲームに残ること
チェック (Check) ベットする権利を次のプレイヤーにゆずること
レイズ (Raise) ベットされた賭け金よりも高額を提示して、賭けをせりあげる
ダウン (Down) ゲームから降りること(ドロップ、フォールドともいう)
ポット (Pot) 今回のゲームで集まった賭け金の山
ハンド (Hand) ポーカーハンドともいい、カードの組み合わせでできた手役
ショウダウン (Showdown) 手持ちのカードを公表して、ハンドの優劣で勝負すること
オールイン (All-in)  手持ちのチップが提示された賭け金よりも少なかった場合、全額を入れてゲームを続けることができるルール。カードは最後まで配られるが、勝っても自分が出した金額までのポットしか得られない。タップアウトともいう。


 ポーカーほどルールがまちまちなゲームはありません。はじめる前に必ず、ルールを確認しておきましょう。
  1.ゲーム途中でのチップの追加購入の有無。
  2.第1ラウンドでのベットはハイカードかローカード、どちらのプレイヤーか。
  3.一回で賭けられるベットの上限はいくらか。
  4.同ラウンド内でのチェック後のレイズは可能か。
  5.各ラウンドでのレイズ回数上限は何回か。
  6.オールインの有無。
  7.ショウダウンの順番は最終コールか最終レイズ、どちらのプレイヤーからか。
  8.ツーペアやフラッシュでの優劣のつけ方は。
 他にもまだあるとは思いますが、とりあえずこの辺りを押さえておけば安心してゲームができると思います。
 一般的なマナーとして、ゲームを降りる時以外はカードを手放してはいけません。また、レイズやコールは声を出してはっきりと宣言しましょう。


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